こんにちは。
なりです。
私がFXで投資を初めてから1年が経過しましたので振り返り記事を書こうと思います。
サラリーマンをしながら隙間時間を利用してトレードを行ってきました。
初心者の９割が1年以内に退場すると言われているFX投資の世界で1年間生き残れている事にほっとしています。
1年間FX投資をしてきて色々と感じたこと等があるので、これまでの事を振り返りつつ書いていきますね。
FX初心者の方やこれから始めようと考えている方の参考になればいいなと思います。
FX投資を開始してから1年が経過
FXを初めてから1年が経ち、1番に思うのはやっぱり退場することにならなくて良かったという事です。
やはり9割が一年以内に為替相場から退場してしまう世界ですから、「1年間生き残る」という事はもの凄く意識しながらトレードを行っていました。
収支の方も1年間で20万円程ですが、プラスの結果となっています。
1年間生き残れた！！っていう安心感と最初の1年間からプラス収支を得る事が出来て本当に良かったと思っています。
FX開始当初はマイナス収支が続いた時期もあり、やっぱり難しいのかと辞めたくなった事もありました。
しかし、結果として諦めずに続けてきて良かったです。
以下でこれまでの経験談を書いていきますね。
初心者は同じような道を辿る可能性が高いと思いますので、参考になるんじゃないかと思います。
たった1年ですが、色々ありました。
FX投資、開始当初はどん底スタート
私のFX投資の始まりはどん底スタートでした。
ビギナーズラックもなにもなく、最初に入金した10万円の資金があっという間になくなってしまいました。
ほんの数日のトレードで10万円がなくなった…。
信じられない気持ちとFXの世界は怖いと本気で思った記憶があります。
正直そのまま退場していてもおかしくなかったとは思うのですが、当時の私は再挑戦する事を決めます。
やっぱり甘い世界じゃないと認識を改め、しっかり勉強してからもう一度と考えたんですね。
そこからきちんと相場の世界について、ネットの情報を読み漁り、自分なりに知識を積み上げていったんです。
今考えると最初に痛い思いをして良かったのかもしれません。
仮にビギナーズラックで資金を増やしていたとしても、結局はなくしていたでしょう。
それに金額が大きくなってから失うこととなるとショックも大きくなり、再挑戦も考えなかったかもしれません。
最初の10万円は勉強代ですね。
あの10万円の損失があったから今の自分がいると思うと、あれは必要な経験だったなと思えます。
スワップ金利狙いの結果、トルコショックで大打撃
スワップポイント狙いで高金利通貨のトルコリラへの投資もしてみました。
始めたのは6月頃だったかと思います。
当時の私は、毎日増えていくスワップポイントを見ては将来は夢のスワポ生活だなんて思っていましたね。
まぁそんな上手い話があるわけもなく、８月のトルコショックであえなくロスカット…。
数日の間にトルコリラ円が22円台から15円台に大暴落。耐えられるはずもなく、入金していた資金の大半が吹っ飛びました。
この時のショックも相当大きかったですね。
正直な話、ロスカット後に残った残額を一度全額出金し、しばらくの間為替相場からは離れました。
余裕資金でやっていたFXでしたが、それでも大事なお金です。
最初に資金をなくした時もショックでしたが、この時はそれ以上にショックでしたね。
コツコツと増やした資金が一気になくなるのは精神的にくるものがあります。
ここで辞めていてもおかしくなかったんですが、なんとか持ち直しましたね。
デイトレードとスキャルピング手法に切り替え復活
1ヵ月程為替相場から離れ、ロスカットによって受けたショックもだいぶ落ち着き、私はもう1度頑張ろうとFX口座に入金します。
もう新興国通貨は触らない、スプレッドの低い通貨だけでデイトレード・スキャルピングだけをしていこうと考え、再開です。
結果的にこれが功を奏し、安定して毎月口座残高を増やしていくことが出来ました。
手法も特に難しい事をしておらず、レンジ相場だと思う時には上端下端で逆張り、トレンド相場の時は押し目だと思ったポイントで順張りです。
結果が出たのは、手法が良かったというより損切りを徹底して行うようにしたからかなと自分では思いますね。
やはり予想してトレードをする分、適当にポジションを持つよりは、精度に個人差はありますが勝てる確率は高まります。
いわゆる「コツコツドカン」さえ食らわなければ、予想している分勝率は50％以上なのだから負けないはずでしょって事です。
勝つときはコツコツ、負ける時もコツ。「コツコツ、コツ」です。
負けトレードの時にしっかり損切りをしておけば、ドカンがない分、長期的にみると安定するのかなと、ここ数ヵ月の結果をみて感じましたね。
懲りもせずトルコリラ投資、フラッシュクラッシュからなんとか生還
新興国通貨は触らないんじゃなかったのか…。
8月に痛い目にあったのに、資金が増えてきたところで懲りもせずまたトルコリラに投資してました。
新興国通貨は必要証拠金が少なくて済むので、低資金で多く買えるという誘惑があるんですよね…。
多く買えると言っても、この時はある程度の余裕を持ってトルコリラに投資しました。
8月のトルコショックで15円台まで下落したトルコリラ円でしたが、11月には21円台後半まで上昇してきており、これはまだまだ上がるんじゃないかと考え、トルコリラ円の買いポジションを持ちました。
結果としてはこれが大失敗、完全に天井掴んじゃいましたね。
証拠金維持率には余裕があったので、長期投資に切り替えることにしたんですが、これも判断ミスだったなと今は思います。
下落して増える含み損、毎日入ってくるスワップポイントですが全然追いつかない。
ただ前回とは違い資金には余裕を持たせていたので、スワップポイントがプラマイゼロぐらいまで貯まったら決済しようと気楽に思っていましたね。
そんな時に事件は起こります。
1月3日「フラッシュクラッシュ」です。
ものの数分の間に20円台にいたトルコリラ円が18円を割るまで暴落です。
私はまさにフラッシュクラッシュが起こったときにチャートを見ていたのですが、8月のトルコショックが頭をよぎりましたね。
余裕を持たせていたのでロスカットにはなりませんでしたが、もうパニックです。
含み損もそうですが、買い増しチャンスなのかとも思い、注文画面を開いて指をプルプルさせ、追加で買うべきか混乱した頭で考えていました。
モタモタしている間に18円台だったトルコリラ円はあっという間に反動で19円台へ。
完全に買い時を逃しちゃいました。せっかく見ていたのにもったいなかったかなと少し思います。
まぁ買増し出来ていれば爆益だったかとは思いますが、あくまでも結果論ですね。
あのままもっと下落していた可能性もありますし、リスク管理の観点からいうと買増ししなくて正解だったかなと思っています。
フラッシュクラッシュ後、20円台に戻ってきたタイミングでトルコリラ円は決済しました。
貯まったスワップを差し引いても10万円ほどの含み損を抱えていましたが、もういいやと思い決済です。
そしたら現在、20円台半ばまで上がっている…。
トルコリラと私、なかなか噛み合わないなと思ってます。
本当にトルコリラには苦しめられた。
デイトレード・スキャルピングが好調なのに、トルコリラがずっと足を引っ張っている状況でしたからね。
含み損もきつかったですが、資金の塩漬けが物凄くもどかしかったです。
振り返って思う私が1年間生き残れた理由
結論から言うと、私が1年間続けてこれたのは運が良かったという点が大きいかなと。
1年を振り返ると結構危ない場面もあったなと思います。
1年間生き残れた事は、決して自分の実力ではないですね。危ないトレードを運でだいぶ助けてもらっています。
もちろん1年を通して経験値も積めたと思いますし、知識も増えているので上達している事は間違いありませんが、運が悪ければ退場していたと思います。
FXの世界で安定して稼いでいる人たちというのは運要素は関係なく、生き残り続けているように感じます。
そう考えると、やはり自分はまだまだです。
資金管理を始めとしたリスク管理をもっと徹底していかないと次の1年は生き残れないですね。
ですが、デイトレードとスキャルピングに関してはこれを意識していたから結果が出たのかなと思う部分もありますので、以下に挙げておこうと思います。
損切りの徹底
FX開始当初、損切り設定をしていなかった為に痛い目にあったトレードがあり、それからは損切りの設定については徹底するようにしています。
具体的には、注文時に自動的に10pipsの逆指値の決済注文を入れるようにしています。
注文時は一律10pipsの設定ですが、注文後すぐに自分の定めた逆指値ポイントに修正し、それ以降は絶対に動かさないようにしています。
「息をするように損切りをする」
損切りが出来るかどうかが勝てるか勝てないかの大きなポイントになると私は思っています。
決めた時間以外は基本的にチャートを見ない。
FX投資は精神的に疲れる部分があります。
ずっとチャートを見ていると目も疲れますし、長時間トレードを行っていると必要以上に気持ちが高まり、熱くなってしまいます。そういった場合に大きく負けてしまう事が多かったので、ある程度時間を決めてトレードをするようにしています。
あと、ずっとFXの事を気にして生活するのはどうなのって事も理由の一つですね。
FXの事ばかり考えている時期がありましたが、しんどかった記憶があります。
時間を決めて取り組んだ方が精神的にも良いですし、勝率も安定するような気がします。
私の場合、基本的に夜21時～24時の間でトレードを行っています。
FXに対する考え方
FXトレードで私が感じているのは、手法というよりメンタルが大事だなという事です。
上で少し書きましたが、よほどおかしな手法をしているのではない限り、適当にポジションを持つよりは勝率は高まるかと思います。
あとは自分の定めたルール通りに損切りをするメンタルがあれば大きく負ける事はないかと思います。
それと、あまり欲張らないって事も大事ですね。
大きな利益を得ようとするとそれだけリスクが増えます。
私が一度目のトルコリラ投資で痛い目をみたのはやっぱり欲張ったからですね。
今後どういった事を意識してFXトレードに取り組んでいくか
記事を書いていて、改めてこれまでの自分のトレードで良かった点、悪かった点が整理できたように思います。
これまでの反省点を活かし、今後は以下の点に注意してトレードを行っていこうと考えています。
自分に合った取引手法でFXトレードを行うこと
トレード手法にも向き不向きがあり、自分にあった手法でトレードを行っていかないと成果は出ないと気づきました。私の場合は、あまり長時間ポジションを持ち続けるのは性に合いませんね。
今後は結果も出ている、デイトレード・スキャルピングをメインに据えてトレードを行っていきたいと考えています。
「勝率の高いトレードで試行回数を重ねる」
これが安定して稼ぐポイントだと私は考えていますので、この点を更に意識しながら頑張っていこうと思ってます。
高金利通貨でのスワップ狙いは計画性をもって行うこと
今後これはやめておこうって事も書いておきます。
それは「安易なスワップ狙いのポジションは持たない」という事です。
トルコリラでだいぶ苦しめられましたからね。
スワップポイント以上に膨らむ含み損の数字と資金の塩漬け…。
決済できるタイミングまで待つのが本当に大変でした。
スワップポイントも魅力的ですが、あくまでも為替差益が一番大事であると自分に言い聞かせ、安易に高金利通貨のポジションを持つことはやめようと思います。
もちろん為替差益が取れると思った場合は買うことがあるかもしれませんが、その際もデイトレード・スキャルピング時と同様に損切り・利確はしっかり設定しておこうと思います。
ただ、今でも高金利通貨についての評価は個人的に高く、上手にトレードすればスワップポイントがある分リスクを抑えられるとは思っています。
今度取引を行う際はきちんと計画を立てた上で、取り組みたいですね。
まとめ
今回は、私が1年間のFX投資で思ったことや感じたことを経験も交えて書かせて頂きました。
参考になる部分等あったでしょうか？
初心者やこれから始める方等が参考にしてくれれば嬉しいなと思います。
そして私と同じように1年間生き残ってくれればもっと嬉しいです。
読んで頂きありがとうございました。
